
開放感に満ちた20帖のLDKは木をふんだんに使った癒やしの空間。大開口も相まって実際の面積以上の広さを感じさせる。オープンキッチンからはリビングで遊ぶ子どもを見守れるのもポイント
平屋感覚で暮らしやすい
ジャパニーズモダンテイストの家
飯豊町・Sさん宅 / 新築
飯豊山を望むのどかな田園風景に佇むSさん宅。片流れのモダンな外観が印象的な住まいです。当初はハウスメーカーを検討したものの、自由度の低さに物足りなさを感じていたというご夫妻。そんな中、SNSの広告で建築工房ORKSを知り、木を使った温かみのある空間に惹かれて完成見学会に足を運びました。「実際に体感して驚いたのは、冬にもかかわらず家全体が暖かかったこと。飯豊町は冬の寒さが厳しい地域なので、“暖かい家”は欠かせない条件でした」と、Sさんは振り返ります。
新居の間取りでご夫妻が重視したのは、「1階だけで生活が完結すること」。将来にわたって暮らしやすいよう、寝室や水まわりを1階に集約するとともに、回遊動線を取り入れることで、家事や移動もしやすい空間を実現しています。
インテリアは、奥さん好みのスタイリッシュな雰囲気をベースにしつつ、Sさんが好きな和のテイストも融合。無垢材の床や塗り壁など自然素材の質感を大切にしながら、黒のフラットキッチンや石目調の素材で空間を引き締め、落ち着きのあるジャパニーズモダンな住まいに仕上げています。リビングとウッドデッキの天井に同じ木材を用いることで、内と外のつながりが感じられるのも魅力です。
実際に暮らし始めてみて、「家事のしやすさは満点」と感想を語る奥さん。収納も豊富なため、室内をすっきり保てることに満足されていました。Sさんも「木の香りに癒やされる」「冬も寒さを感じず快適」と笑顔を見せます。家族の理想を丁寧に形にした住まいは、ご夫妻にとって“理想以上”の一棟となったようです。
Reported by Replan

リビングの窓からはウッドデッキの向こうに田園風景、さらに飯豊山まで望むことができる

オークの無垢床、ツガの天井、エコカラットの壁など、自然素材の質感を大切にコーディネート

リビングとウッドデッキの天井は同じツガ材で統一し、外へと視線が伸びる、広がりのある空間を実現

軒と袖壁、木塀で囲まれたプライベート感あふれるウッドデッキ。バーベキューやプール遊びなども気兼ねなく楽しめる

キッチンには下がり壁を採用。黒いバーに埋め込まれた間接照明の明かりがやわらかな陰影を生み出している

奥さんお気に入りの黒を基調としたキッチンと木を使った背面の造作収納がマッチする

エアコンを木格子で目隠しするなど、生活感を抑える工夫も随所に

冷蔵庫はパントリー内に収めることで、LDKの生活感を軽減。使い勝手を考慮した造作棚も暮らしの質を高めている

スタイリッシュな趣と和のテイストが融合し、洗練された中にも優しい温もりが漂う空間となっている

キッチンと横並びのダイニングで、食事の準備や後片付けも効率的に行える

リビングの入り口の扉をはじめ、室内外に散りばめられた格子の意匠がジャパニーズモダンな雰囲気を醸し出す

2階は床に明るめのサクラ、クロスも1階よりもワントーン明るいものを採用し、北側に位置する空間でも暗くならないよう配慮している

2階には子ども部屋を3室配置するほか、大容量の小屋裏収納もレイアウト

シンプルな造作収納を設えた子ども部屋。カーテンで目隠しすることで、軽やかな印象に

効率的な水まわり動線。洗面室を基点に、手前は脱衣室と浴室、奥はランドリールーム、パントリー、キッチンへと続く

「家族が横並びで使えるように」との希望を受けて造作した洗面台は1.7mのゆったり幅。奥さんお気に入りのガラスブロックもアクセントに

玄関は2WAY仕様。家族用の玄関には造作のシューズクロークも完備

大きなFIX窓から心地よい光が射し込む明るく開放的な玄関

玄関右手の大きな窓からは実家の気配が感じられて安心。お互いのプライバシーを尊重し、この窓以外は視線が交わりにくいよう配慮されているのもポイント

ダークグレーのガルバリウム鋼板の外壁に木の温もりがアクセントを添える玄関まわり

伸びやかな片流れ屋根が目を引くHさん宅。前面には2台分のインナーガレージも備える